その1: 何人かと山奥(木のかんじは杉とか北の山並み)まで出かける。天気は雨が降った直後のような、湿った曇り。 古いばっちい日本家屋のようなつくりで、高さは3階以上あって、塔かなにかかもしれない。中は散らかっていて、誰かが生活していてもおかしくはない。本、埃、家具、食器…建物の中心をなす階段の幅は狭く、四つんばいで私は上っている。すると目の前には染みだらけの掛け軸か巻物があり、それがひとりでにくるくると広がって、やや小ぶりの、しゃれこうべが現れた。しゃれこうべはカチカチ歯を鳴らして、私を招くように階段を上っていく。私はそれについていくと、カチカチ歯を鳴らす音が大きくなった気がする。ふと建物から外を見下ろすと、そこは川縁の茂みになっていて、なにやら大勢のしゃれこうべが戯れている。このしゃれこうべはメキシコのガイコツみたいで、真っ赤と真っ青だった。レゴブロックのようなものでできた、柱ばかりの黄色い城(サグラダファミリアみたいなかんじ)が奴らの脇にある。 私の目の前にいたしゃれこうべ(これは普通の色)は、なにやら嬉しそうにぴょんと階段から外へダイブして、ガイコツの戯れに混じって、城を巣のようにしていた。
その2: 男女何人かぶん(がんばれば10人から20人が入るだろう)の寝床として使われる部屋がある。寝床といっても、コンクリート打ちっ放しの壁と床、白い仕切のカーテンと、壁一面に並んだ大きなロッカー。窓はなく、全体が白く蛍光灯で照らされており、つめたく乾燥した部屋である。そしてそこを使う男女は、皆全裸で過ごしている。別に恥ずかしく思わず、ごくごく自然に、場所を譲り合い、寝ころがったり会話したりしている。一番広い、唯一のベッドは一番年上の男性が使っている。その隣は男性と仲の良い若い青年の場所があてがわれている。私もこの部屋を使う。そしてこの男性2人とは知り合いだが、私は遠慮し、その資格がないからと広いスペースで眠ることは諦めた。多分私の立場は低い。だから壁のロッカーのうちの一つを使うことにした。このロッカーは縦長で、ひざを折り曲げて身体を狭苦しくしまい込まねばならない。とても眠れた代物ではなく、このロッカーはむしろ男女2人がこっそり逢い引き(随分窮屈なので定かではない)か、寄り添って過ごすために使われる場所らしい。私はロッカーのうちの一つに入る。案の定知らない人間と一緒になった。男性だと思うが、ずいぶん中性的で、細く、顔もはっきりとわからない。しょうがないと思いながら、ぴったり身体をくっつけて、いちおう挨拶のキスをして、ロッカーで居心地悪く過ごした。
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